刺され損ねた。

童貞の恋人が右手であるように、メンヘラの恋人もまた、右手なのである。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

どよめく私が分岐点

こんな私は、こんな私だから、友達がとても少ない。少ないながら、それでも今まで、あまりさみしいと思ったことはなかった。でも今は、さみしさだけを残し、失ったことを失った。失って、しった。友達が少ないのはとてもさみしい。私は結局、かわいそうな自…

鍋に焦げ付いたとれない君の

わたしはずるい人間だ。昔からそうだった。 なんでも母親にきめられた。そのとおりに動けばほめられた。そうして、あんたは育てやすい子だといわれた。その前後になにがあろうと、その時に喜ばれるじぶんがたいへん誇らしかった。だからわたしは今もそうする…

絶対絶望情緒

恋愛は、結婚するためにするものだとわたしはずっと思っていた。その先に別れがあり、結婚が本当はなくとも、告白するということは、受験でいう前期 合格するつもりで、恋愛ならば その先に結婚を描いて、そうして告白するものだとわたしはずっと思っていた…